ベトナム社会主義共和国(Cộng hòa Xã hội chủ nghĩa Việt Nam)はインドシナ半島東部の細長い国土を持ち、首都ハノイ・最大都市ホーチミンを擁する東南アジアの主要国です。日本とは1,000年以上の歴史的交流があり、現代では日本にとって最も重要な東南アジアパートナーの一つです。Harmonyが、ベトナムの基本情報・日本との友好関係・文化を中立かつ事実ベースでご紹介いたします。
国の基本情報
地理と人口
面積約33万1,212平方キロメートル(日本の約88%)、人口は約9,800万人。首都ハノイ(約840万人)、最大都市ホーチミン(首都圏約900万人)、世界遺産の古都ホイアン、フエ。
気候
北部は亜熱帯・南部は熱帯モンスーン気候。北部(ハノイ)は四季があり、南部(ホーチミン)は年間を通じて温暖。ご渡航には北部は10-4月、南部は12-3月(乾期)が快適です。
言語
公用語はベトナム語。ラテン文字(声調記号付き)を使用し、6つの声調を持つ言語です。「Xin chào(こんにちは・シン チャオ)」「Cảm ơn(ありがとう・カムオン)」が基本フレーズ。漢字由来の語彙が多く、日本人にとって馴染みやすい単語も多くございます。英語は若年層・都市部で通じます。
通貨・経済
通貨はベトナム・ドン(VND)。1ドンは0.006円前後(10,000ドン=約60円)。経済はASEAN屈指の高成長率で、ICT・製造業・観光・農業(コーヒー・米・水産物)が主要産業。日系企業約2,000社が進出しております。
日本との友好関係
外交関係
日本とベトナムの交流は16-17世紀の朱印船貿易にまでさかのぼり、ホイアンには当時の「日本人街」「日本橋」が今も残されております。現代では「広範な戦略的パートナーシップ」関係にあり、両国の親密度は非常に高いレベルにございます。
友好都市・姉妹都市
- 横浜市 ⇔ ダナン市:2013年姉妹都市提携。港湾都市同士の経済交流。
- 京都府 ⇔ ベトナム各地:府レベルでの広範な交流。
- 川崎市 ⇔ ホーチミン市:1989年姉妹都市提携。
- 長崎県 ⇔ ホイアン:朱印船時代からの歴史交流。
- 大阪府 ⇔ ベトナム:経済・観光交流。
大使館・在留邦人
東京・元代々木町にベトナム大使館、ハノイとホーチミンに在ベトナム日本国大使館・領事館。ベトナムには約2万人の在留邦人、日本には約58万人の在日ベトナム人が暮らしております(在日アジア人で最大級)。
文化交流
- 日本ベトナム経済連携協定(JVEPA・2009年発効)
- ハノイ国家大学・ホーチミン大学の日本学科
- ベトナム人技能実習生・特定技能者の日本就労(数十万人)
- 日本のアニメ・JPOPの高い人気
- ベトナム航空・日系航空会社による直行便ネットワーク
- 日越外交関係50周年記念事業(2023年)
文化と暮らし
儒教と仏教の影響
ベトナムは長い歴史の中で儒教・仏教・道教の影響を受けてきた多宗教社会です。「親孝行」「先祖を敬う」「家族の絆」を重んじる価値観は日本と非常に共通しており、家庭の祭壇に先祖の写真を飾る習慣も日本に近いものがございます。
食文化
- フォー(Phở):米粉麺のあっさりスープ。ベトナムを代表する国民食。
- バインミー(Bánh mì):フランスパンのサンドイッチ。屋台料理の代表。
- 生春巻き(Gỏi cuốn):ライスペーパーで野菜・エビを巻いたヘルシー料理。
- ブンチャー(Bún chả):焼き肉と米麺の組み合わせ。ハノイの郷土料理。
- ベトナムコーヒー:練乳入りのコクのあるコーヒー。世界第二位の生産国。
伝統文化
アオザイ(民族衣装)の優雅さは世界的に知られ、結婚式・卒業式などの晴れの場で着用されます。水上人形劇(ムアロイヌオック)、ハロン湾の伝統手漕ぎ舟、ホイアンのランタン文化など、独自の文化遺産が継承されております。
主要な祝祭日
テト(旧正月・1-2月)、4月30日(南北統一記念日)、9月2日(国慶節・建国記念日)、中秋節(旧暦8月15日)。
家族観とパートナーシップ
ベトナムでは家族・親族の絆を非常に大切にする文化が根強く、三世代同居も珍しくありません。儒教の影響で「親を敬う」「先祖を大切にする」価値観は日本と多くの共通点を持ちます。勤勉さ・誠実さ・家族を支える責任感は国民性として高く評価されており、日本人男性との価値観の調和を築きやすい土壌がございます。
ご渡航の基本情報
主要空港:ハノイ・ノイバイ空港(HAN)、ホーチミン・タンソンニャット空港(SGN)、ダナン空港(DAD)。日本主要都市から直行便多数。
推奨時期:10-4月(北部)、12-3月(南部・乾期)。
ビザ:日本国籍は短期45日以内不要。
時差:2時間(ベトナムが2時間遅い)。
