リトアニア共和国(Lietuvos Respublika)はバルト海沿岸の国で、バルト3国の南に位置します。首都ヴィリニュスの旧市街はユネスコ世界遺産に登録され、ヨーロッパ最大級のバロック様式の街並みが残されております。日本との縁では、「日本のシンドラー」と称される杉原千畝氏が領事代理を務めた地として広く知られております。Harmonyが、リトアニアの基本情報・日本との友好関係・文化を中立かつ事実ベースでご紹介いたします。
国の基本情報
地理と人口
面積約6万5,300平方キロメートル(日本の約6分の1)、人口は約280万人。首都ヴィリニュス(約58万人)、第二の都市カウナス、海港の街クライペダ。バルト海に面する穏やかな気候を有します。
気候
温帯気候。夏は18〜25度、冬は氷点下まで下がり雪に覆われます。春と秋は穏やかで、6〜8月の夏が観光・ご渡航の最適期。白夜に近い長い昼間を楽しめます。
言語
公用語はリトアニア語(バルト語派)。世界で最も古い印欧語族の言語の一つで、サンスクリット語との類似性が学術的に注目されております。「Labas(こんにちは)」「Ačiū(ありがとう)」が基本フレーズ。英語は若年層・都市部で広く通じ、ロシア語も理解する世代がございます。
通貨・経済
通貨はユーロ(EUR・2015年導入)。EU・ユーロ圏・NATO加盟国。IT・レーザー技術・金融サービスなどで急成長しており、欧州のIT先進国として評価されております。
日本との友好関係
外交関係と杉原千畝
日本とリトアニアは1991年の独立回復以降、文化・友好関係を深めてまいりました。第二次世界大戦中にカウナスで領事代理を務めた杉原千畝氏が発給した「命のビザ」の物語は、両国民の絆の象徴として大切にされております。カウナス市内には杉原千畝記念館がございます。
友好都市・姉妹都市
- 福島県 ⇔ ウクメルゲ地区:教育・文化交流の関係。
- 八千代市(千葉県)⇔ パネヴェジース:青少年交流の継続。
- 岐阜県八百津町 ⇔ カウナス市:杉原千畝氏ゆかりの地としての提携。
大使館
東京・神宮前にリトアニア大使館、ヴィリニュスに在リトアニア日本国大使館が設置されております。
文化交流
- リトアニア国立交響楽団の来日公演
- ヴィリニュス大学日本学科の研究
- 琥珀工芸の日本展示会
- バスケットボール交流(リトアニアは世界的バスケ強豪国)
- 日本リトアニア友好協会の活動
文化と暮らし
琥珀の伝統
リトアニアはバルト海沿岸の「琥珀の国」として古来知られ、ヨーロッパ最大の琥珀採集地です。琥珀のジュエリーは伝統工芸として継承され、ヴィリニュス・クライペダの琥珀博物館は世界中の愛好家が訪れます。
食文化
- ツェペリナイ(Cepelinai):ジャガイモのすり身で肉を包んだ大きな餃子。国民食。
- シャルティバルシチェイ(Šaltibarščiai):ビーツとケフィアの鮮やかな桃色冷製スープ。夏の定番。
- クガリス(Kugelis):ジャガイモのオーブン焼き。
- シャコーティス(Šakotis):「樹のケーキ」と呼ばれる伝統菓子。お祝いの席に。
伝統文化
リトアニア合唱の伝統は深く、5年に一度の「歌と踊りの祭典」(ユネスコ無形文化遺産)には全国から数万人の歌い手が集います。木製の十字架文化、藁細工も伝統工芸として継承されております。
主要な祝祭日
2月16日(独立回復記念日・1918)、3月11日(独立宣言記念日・1990)、6月23-24日(夏至祭)、クリスマス(12月25日)。
家族観とパートナーシップ
リトアニアでは家族の絆を大切にし、教育水準が非常に高い社会です。女性の高等教育進学率は90%超と欧州トップクラスで、特にIT・科学分野での活躍が顕著ですが、家庭と仕事の調和を重んじる伝統的価値観も維持されております。誠実で穏やかな国民性は、日本人男性との相互理解の土台として親和性がございます。
ご渡航の基本情報
主要空港:ヴィリニュス国際空港(VNO)、カウナス空港(KUN)。ヘルシンキ・ワルシャワ経由が一般的。
推奨時期:6-8月(白夜の夏)、9-10月。
ビザ:日本国籍は短期90日以内不要。
時差:7時間(夏時間期6時間)。
